主婦から看護師へ──私が看護学校に通った体験談

NSまでの道のり

主婦から看護師へ──私が看護学校に通った体験談

覚悟の決断:家庭と自分の未来のために

結婚・出産を経て、専業主婦として過ごしていた日々。
ふと「このまま家族に頼りきった人生でいいのか?」「子供に何かあった時、何にもしてあげられない」という不安がよぎるようになりました。
そんな中、求人欄を見ていると、他とは違って高時給な「看護師」という職業が目に止まりました。手に職をつけ、経済的にも精神的にも自立できる。
何より、子どもたちを自らの力で守り、子供たちに誇れるものにしたいと思ったのです。

入学前後の不安と覚悟のゆれ

看護学校への入学を決めた26歳の私は、何より「勉強についていけるのか?」という不安が大きくありました。高校卒業からかなりのブランクがあり、ノートの取り方すら忘れているような状態でした。

さらに、通学に片道1時間10分程度もかかる環境。朝は5時台に起きて家事をこなし、子どもを幼稚園に送り届けてから学校へ。授業が終わる頃にはクタクタで、帰宅は18時過ぎになることも珍しくありませんでした。

それでも、「長い人生の中のたった3年間」と自分に言い聞かせ、毎日を積み重ねました。「今ここで頑張れば、未来が変わる」と信じていたからこそ、どんなに疲れていても前を向くことができたのです。

看護学校での挑戦

入学後は解剖生理や看護概論など、聞き慣れない専門用語のオンパレード。
一度聞いただけでは理解できず、家に帰ってからの復習を、、、。と言いたいところですが、普段は家事との両立で、試験前に徹夜で勉強することがほとんどでした。

家事や育児と両立しながら、課題や実習、レポートに追われる日々。
それでも、同じ目標を持つ仲間やママさんたちに救われ、少しずつ成長を感じられるようになりました。

国家試験と就職:緊張と達成感

卒業が近づくにつれ、国家試験へのプレッシャーが増してきました。
何度も過去問を解き、模試で悔しい思いをしながらも、家族の応援と仲間の支えで乗り越えることができました。

結果は無事、合格。自分の番号を見つけた瞬間の感動は、今でも忘れられません。

就職活動と配属先での不安と希望

私は当初、看護学校の系列病院に内定をいただいていました。しかし家から少し距離があり、通勤や子育てとの両立を考え、急きょ自宅から通いやすい病院へと就職先を変更することにしました。

同期たちはみな系列病院に就職する中、私だけが新しい環境へ。実習を受けたこともない病院で、右も左も分からない場所に飛び込むのは正直とても心細いものでした。

それでも、「きっとまたやれる」という気持ちを持てたのは、中学1年生のときに転校した経験があったからです。当時、長年暮らしていた町を離れることが本当に辛くて、毎日泣いて「前の学校に通いたい」と泣きじゃくっていた私。でも、数ヶ月後には新しい環境にも慣れ、その町や友人を大好きになっていたのです。

そんな過去の自分が背中を押してくれたのかもしれません。新しい病院ではいろんなことがありましたが、今では「ここに来て良かった」と思えるような人間関係と環境に出会えました。

看護師になって変わったこと

パートでは通らなかった住宅ローンの審査も、看護師資格を得たことでスムーズに通過。
看護師として働くことで、家族の生活が安定し、自分自身にも自信が持てるようになりました。

もちろん、仕事は楽なものではありません。でも、患者さんの「ありがとう」の一言や、子どもの「ママ頑張ってるね」という言葉が、私のエネルギーの源になっています。

まとめ:主婦から看護師を目指すあなたへ

  • 専業主婦からでも、看護師を目指すことは十分可能です。
  • 年齢や環境に不安を感じても、「案ずるより産むが易し」!!
  • 実際に私は、子育てや通学の負担を抱えながらも、夢を実現しました。

看護師資格は、将来の金銭的ゆとりと子供や家族に何かあった時の自信に繋がる!

この体験が、あなたの一歩を踏み出すきっかけになりますように。

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