看護師が辞める理由ランキングTOP10｜現役ナースの本音を公開！

「看護師、もう辞めたいかも…」

そんな気持ちがふと頭をよぎったこと、ありませんか？

この記事では、実際に現役ナースたちから聞いた「辞めたい本音」をランキング形式でご紹介します。

後悔しないための対処法や、辞めたい気持ちとの向き合い方も解説していきます。

【第10位】休みが取れない

「希望休が通らない」「連休が取れない」「家族との時間が持てない」など、休暇に関する不満は多く、ワークライフバランスの崩れにつながります。

【第9位】夜勤がつらい

夜勤による生活リズムの乱れや体力面での負担も、多くの看護師が辞めたくなる理由のひとつです。

特に年齢とともに、夜勤明けの疲れが抜けずに翌日まで影響する人も少なくありません。

【第8位】収入に見合わない

「命を預かる責任があるのに、給料が割に合わない」

このギャップに悩む声も多く、昇給が見込めない職場ではモチベーションが低下しがちです。

【第7位】スキルアップできない

「同じことの繰り返しで、成長している実感がない」

学びのない日々に不安を感じ、転職や進学を考えるきっかけになることもあります。

【第6位】患者さんとの関係がつらい

暴言やクレーム、理不尽な要求など、患者さんとの関係性に悩むケースも。

一方で「感謝されるやりがい」とのバランスも難しく、メンタルが疲弊して辞めたくなることもあります。

【第5位】同僚・先輩との人間関係

「〇〇さんが怖すぎて出勤が憂鬱…」

職場内の人間関係、特に先輩ナースや上司との関係は、辞めたくなる最大の引き金のひとつです。

新人時代に厳しい指導を受けて心が折れてしまうケースも少なくありません。

【第4位】残業が多すぎる

定時で帰れないのが当たり前。記録や処置の残務で1〜2時間の残業が続くと、心身ともに限界を迎えてしまいます。

しかもその残業がサービス残業になっている職場もあり、不公平感が募ります。

【第3位】忙しすぎて余裕がない

スタッフ不足や急変対応など、常にバタバタしている職場では、看護本来のケアができず、無力感を感じてしまいます。

自分が何のために看護師になったのか、見失ってしまうことも。

【第2位】管理職や体制への不満

トップダウンな指示、スタッフの声が通らない体制、評価されない努力…。

職場全体への不信感が募り、「もうここでは無理だ」と感じて辞めてしまうケースも。

【第1位】精神的につらすぎる

「涙が止まらない」「毎朝吐き気がする」「布団から出られない」

看護師は心をすり減らす職業です。

共感力が高い人ほど、患者さんの痛みや家族の悲しみに影響を受けやすく、感情が限界を超えてしまうこともあります。

「辞めたい」と思ったときの対処法

辞めたくなる気持ちは決して悪いことではありません。それは、あなた自身が今の状況に真剣に向き合っている証拠。

では、どうすれば「今すぐ辞めたい！」という気持ちと上手く付き合えるのでしょうか。

1. 紙に書き出してみる

モヤモヤした気持ちは頭の中だけで整理するのが難しいもの。まずは理由を書き出してみましょう。

書き出すことで、気持ちを客観視でき「本当に辞めたいのか」「一時的な感情なのか」が見えてきます。

2. 信頼できる人に相談する

同期、先輩、家族…あなたの気持ちを否定せずに聞いてくれる人はいますか？

誰かに話すだけで、涙が止まることもあります。言葉にすることで、心が少し軽くなることも。

3. 無理に我慢しない

「看護師だから強くなきゃいけない」そんな思い込みは捨てていいんです。

逃げること＝悪いことではありません。逃げることで、守れる命があることも。

4. 休職という選択肢もある

「辞めるのは不安」「生活もあるし…」そんなときは、まずは一度立ち止まって「休む」ことも選択肢の一つ。

回復すればまた戻れる職場もありますし、そこで気づくこともたくさんあります。

5. 転職活動を始めてみる

転職活動＝今すぐ辞める、ではありません。

世の中には想像以上に多くの看護の働き方があり、自分に合った場所があると知るだけで心に余裕が生まれます。

「辞めたい」気持ちの奥にあるもの

私自身も、看護師1年目のときに「辞めたい」と毎日思っていました。

業務に慣れず、ミスが怖くて、毎朝涙が出そうになりながら出勤していたのを覚えています。

けれど、あるときふと「辞めたい理由」の奥に、「もっとこうなりたい」という自分の理想があることに気づいたんです。

「患者さんにもっと丁寧なケアをしたいのに、時間がない」

「看護を好きでいたいのに、今の環境がそれを奪っている」

辞めたいという気持ちの裏には、「理想の看護」がある。

その理想を実現できる場所が、今の職場じゃないだけなのかもしれません。

「辞めた後」の人生はどうなる？

辞めた後の未来が不安で、一歩が踏み出せない。これは誰しもが抱える感情です。

● 私の体験談

私は、専業主婦から看護師になり、最初の職場では壁にぶつかりまくりました。

その後ICU、病棟、委員活動、育休復帰…様々なフェーズを経て今、訪問看護への転職を考えています。

「辞めたい」と思うたび、書き出して整理し、学びや経験として受け止めてきました。

結果として、今は「自分の人生を自分で選んでいる」という実感があります。

● 辞めた後の可能性

✔ 日勤のみのクリニック

✔ 訪問看護や企業看護師

✔ パート勤務やフリーランス

看護師の働き方は想像以上に多様化しています。

まとめ｜自分らしく働ける場所は、必ずある

今回ご紹介した辞めたい理由ランキングを通して、あなたはどんな感情を抱きましたか？

• 「あ、私も同じことで悩んでる」
• 「なんとなく理由が整理できた」
• 「もう少し頑張ってみようかな」

いずれの気づきも、あなたが真剣に看護と向き合っている証拠です。

辞める・辞めないに正解はありません。

大切なのは、あなたが笑顔で働ける場所に身を置くこと。

どうか一人で抱え込まず、自分の気持ちを大切にしてください。