主婦から看護師になれる?年齢・家庭との両立は可能?
「もう30歳目前…。今から看護師を目指すなんて遅すぎるかな?」
「子育てや家事と両立できるか不安で、一歩踏み出せない」
そんなふうに感じている方へ向けて、今日は主婦から看護師になった私の実体験をお話しします。
私は26歳で看護学校に入学し、現在は看護師歴14年。
決してスムーズな道ではありませんでしたが、今振り返ると「あの時、一歩踏み出してよかった」と心から思えます。
看護師を目指した理由は“情熱”ではなく“安定”でした
看護師を目指したきっかけは、「人の命を助けたい!」という崇高な理由ではありません。
当時の私は、出産後から専業主婦となり、2歳の娘の育児をしながら、このままでいいのかな?と将来に不安を抱えていました。
夫からは娘が3歳になる頃には働いて。と肩を叩かれ、パートを探すもどこも安い時給でやりたい仕事もなく途方に暮れる毎日。
再就職しやすく、全国どこでも働ける“一生モノの国家資格”。だよ。と看護師である姉の一言。
「看護師なら、自立できるし、この先も安定して働けるかもしれない」
そんな現実的な理由が、私を動かしたのです。
26歳での進学。年齢の壁は?
看護学校に入る前は、「周りは10代ばかりで浮いてしまうのでは」と不安でいっぱいでした。
実際、クラスの多くは高校を卒業したばかりの若者でしたが、社会人経験者も2割ほど。年齢差を感じることもありましたが、社会人は社会人同士でつるむので、気にせず学べる環境でした。
むしろ社会人の方が、家族を抱えている方もいて、後がないため学ぶ姿勢が高く頑張っていると先生に言われ、前向きになれました。
家庭との両立──うまくいく方法はある?
正直、看護学校の課題と実習は想像以上にハード。でも、完璧を目指さず“7割主義”でやり切ることを意識しました。
- 家事は「毎日全部やる」から「できる日だけ」でOKに
- 実習中は家族に“協力要請”をきちんと伝える
- 手帳でスケジュールを可視化し、生活に余白を作る
また、以下のような記事も家庭との両立に役立ちました。
▶ 【関連記事】看護師の働き方改革と家庭とのバランス
主婦経験が看護師に活きた場面
実際に働き出してみると、主婦としての経験が驚くほど活きました。
- マルチタスク:料理中に育児をしながら次の予定も考える。これは病棟業務とよく似ています。
- 気配り:患者さんの表情の変化や、ささいな訴えに自然に気づける。
- 柔軟性:突発的な出来事にも慌てず対応できる力。
「主婦歴=キャリア」として活かせるのが、看護師の世界の魅力でもあります。
実際に何から始めればいい?
まずは通える看護学校の資料請求から始めるのがおすすめです。
最短で准看護師資格を取り、後に正看護師へ進むルートもあります。
学費や制度については公的支援も豊富です。
▶ 厚労省|看護師国家試験の制度と概要
まとめ|「やりたい」の気持ちが背中を押してくれる
主婦だから、子どもがいるから、もう年齢的に──
そんな理由で夢を諦める必要はありません。
私自身、「できるか」よりも、先のことはあまり考えず「やるしかない」で進んだ結果、今の自分に出会えました。
このブログでは、主婦から看護師を目指すあなたへ向けて、
体験に基づいた「リアルなヒント」を届けていきます。
一歩踏み出したいけど不安…
そんな時は、ぜひ他の記事も覗いてみてください。
▶ 【カテゴリ】主婦から看護師へ
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